東北ローカル線乗りつぶしの旅3日目
東北ローカル線乗りつぶしの旅3日目
東北ローカル線乗りつぶしの旅3日目
最終日の今日は、盛岡からスタート。

快速はまゆり1号で釜石を目指す。
快速はまゆりはキハ110系列の3両で運転されるが、そのうち1両はリクライニングシートを装備した指定席車である。
また、自由席車にもリクライニングシート車が高確率で紛れ込んでいる。
これは、この列車の前身である急行陸中の名残である。

今回は自由席のリクライニングシート車に乗車。
シートピッチはあまり広くないものの、今回の旅行の中では快適な方である。

東北本線を花巻まで南下した後、進行方向を変え釜石線に入る。
そのため、盛岡駅にはリクライニングシートを逆向きにセットした状態で入線する。

釜石線は山田線と似たような要素が多いが、こちらは結構乗客数が多い。
釜石線は花巻~釜石まで90kmあり、快速はまゆりは約1時間40分で走り抜ける。
盛岡からも2時間強で結ぶ。

釜石駅では出発直前のSL銀河を横目に見ながら、三陸鉄道南リアス線に乗り込む。
レトロ車両が1両、さすがにほぼ満席である。
南リアス線は北リアス線の半分の距離で、釜石~盛を約1時間で結ぶ。
また、運転本数も北リアス線より微妙に少ない。
しかしながら、こちらも団体客の利用でかなりにぎわっています。
途中の恋し浜では停車時間が設けられ、駅構内を見物することができます。

そして、ちょうど昼ごろに盛駅に到着するわけですが、ここで今回の旅の裏ワザ発動。
大船渡から盛岡に向かう急行バスが盛と遠野を通っているのです。
盛駅からその急行バスに乗車し、遠野に向かう。
普通の路線バスだと思ったら、リクライニングシート装備の観光バスタイプだったのでラッキー。
遠野までは1時間かけて走る。

そして遠野駅では、先ほど釜石駅で見送ったSL銀河が給水作業のため停車中。
そうです、SL銀河に追い付くことができたのです。
もともとSLはゆっくり走るというのもありますが、SL銀河は遠野駅で1時間半もの停車時間を設けているためです。
列車で追いかける場合も下りなら快速はまゆり3号、上りなら普通列車で遠野で追い付くことができます。

ということで、遠野からSL銀河に乗車。
この列車もほぼ満員で、団体客が4両のうち1両を埋め尽くしていました。

実はSL銀河に使われている客車は厳密にいうと客車ではなく気動車なのです。
SL銀河に使用されているのはキハ140系列で、もともとJR北海道の札沼線で使われていました。
しかし札沼線が電化され、この車両の使い道がなくなったところをJR東日本が買い取り、改造でSL銀河に変身させました。
さらにその前は快速海峡で走っていた50系の客車で、それを気動車に改造して札沼線に投入したのでこれが第3の人生となります。
まさに珍車ですね。

なぜ、客車ではなく気動車なのかというと、釜石線の急勾配ではSLのけん引力のみだと動力が不足するため、気動車で自走させることにより動力を補っているからです。
SLを後ろから気動車の動力で押す形になるため、走行時の前後の揺れはかなりひどいです。
もちろん機関車が無くても単独運転できます。

SL銀河に乗り、遠野から釜石線を引き返す。
釜石線の各駅にはエスペラント語で愛称が付けられているのが特徴です。

SL銀河は全区間乗車すると5時間もかかるが、遠野から花巻までは1時間半と適度な乗車である。

花巻からは東北本線を南下、本日も701系地獄が始まる。
一ノ関、小牛田と2回の乗り換えがあったが、目の前に現れるのは常に701系という悪夢。
約3時間かけて仙台に到着。

仙台からは仙台空港線に乗り、仙台空港へ。
チェックインを済ませて、飛行機の待ち時間を利用して夕食をとる。

仙台空港からはスカイマークで神戸空港へ帰還。
途中、衝撃があったからちょっと焦ったわ。
まあ、落ちなくてよかった。

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